「漫画ばかり読んでるとバカになるよ」
昔よく言われたセリフだ

身近にいる、ちょっと雑学には自信のある人と話してみると
「俺って漫画で結構、雑学学んだよなー」
って言う人、多いんじゃないでしょうか?
で、「例えば?」って聞くと挙げられる漫画の筆頭になるであろう
「マスターキートン」

やっぱり面白い
ただネタをひけらかす、ありがちな薀蓄漫画とは一味も二味も違います
分かった気になってもさらに裏があるプロットの組み立ては驚愕ですよマジで
まー詳しい内容は読んでみてください

で、話題はこれまた「漫画なんでもQ&A」みたいなのがあったら(ないけどねw)たいてい質問に挙がるであろう
「マスターキートンの原作者:勝鹿北星って何者?」
について触れたい

かなりの知識量を含有するマスターキートンの原作をするなんて凄い人に違いない!というイメージだけで「複数人物合同ペンネーム説」まで出たことがあるほど、やっぱり気になる存在である

ま、質問がよくあれば、答えもよく知られているとは思うので言っちゃいますと

勝鹿北星、東周斎雅楽、江戸川啓視、長崎尚志、きむらはじめ、ラデック鯨井

これらは全て同一人物らしいんですよ
ただ、このソース
実証性がいまいち薄いので、有名なところだけに限るなら

勝鹿北星、きむらはじめ、ラデック鯨井

この3つは確実に同一人物だと言える
(ラデック鯨井のプロフとして明記してあるので)

で、じゃあ本名は?っていうとこれまた別にあるみたいなんだけど
あえて今回は趣旨と違うので言いません

私は映画にしても音楽にしても、監督や作曲家を軸にルーツをたどる癖があるので、こういう事実を知ると同じ原作漫画とかやっぱり気になって読んでみたりします

ブログのトラックバックたどるのに似てるね

やっぱり「マスターキートン」の原作者だけあって(実際はきむらはじめ名義が一番古いんだろうと思うから、この言い回しはおかしいけど)やっぱり薀蓄に裏打ちされた物語の骨子のガッチリさ加減が面白いなって思いましたね
みなさんも気になったら読んでみてくださいね

あ、あと「マスターキートン」トリビア的なネタを一つ

「マスターキートン」っていうのは、喜劇王バスターキートンからもじって付けられたんだろうなーって、私も含めて誰もが思うところですが、ちょっと面白い発見をしまして
その昔「あきれたぼういず」っていう昭和初期に活躍した吉本のお笑いカルテット(?)がありまして、そのうちの一人の名が「益田喜頓(益田キートン)」さんと言うのですが、もちろんこの人もバスターキートンからもじった名前だというのは想像に難しくないですね
で、じゃあこの益田喜頓さんの本名は?って言うと
「木村一」
そう「きむらはじめ」なんです

さすが「マスターキートン」の原作者だなぁって思いました(笑)